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古典を極めよう!後編:問題の解き方

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こんにちは、「のえる」です。

かなり寒くなってきましたが、インフルエンザの予防接種などはもう受けられましたか?

 

以前ジュケンブログで「模試成績表のレーダーグラフを見よう」ということをお話ししたと思います↓

【ジュケンブログ過去記事】模試を活用しよう!

ここで模試成績表を見たところ、「文法や語句などの知識問題で失点していることがわかった!」あるいは、「訳は出来ても内容がなぜか把握できていない!」という方はいませんか?

これらは一見原因の異なる失点のように思えますが、実はどちらも「知識不足」が原因となっていることが多いです。

 

今回は古典の解き方、対策(受験生はもちろん、その他の学年もOK)について書きたいと思います。

 

①漢文の失点をなくそう!

 

古文は単語と文法、和歌の修辞がメイン、漢文は句法と訓読ができればOK、と思ってしまいがちですが、ひとつ大きなことを忘れています。

それは「漢文の用字」です。

センター漢文の過去問や問題集を見ていると、「傍線を引いた漢字の意味に最も近い熟語を選びなさい」という問題があるかと思います。ここで失点した人は要注意

なぜなら、漢字の意味が分からない⇒その漢字の出てくる一文の解釈を間違う⇒文章全体の意味を取り違える、という事態になりかねないからです。私もそのような失敗をしていました。

そこで私が高校の古文の先生にお勧めされ、実践してみていいな、と思ったのが文法書の「用字編」を熟読すること。

 

私は学校で購入した『必携 新明説漢文』(尚文出版)を文法書として使用していました。この参考書には用字編がついており、入試等でも頻繁に問われる重要な漢字、複合語が収録されています。これを毎日読んで暗記すれば、漢字の意味の解釈違いのために文章の大意を取り違えることもなくなります。

「自分の文法書に用字編がない!」という方は、漢和辞典(字典)を見るようにしましょう。漢字そのものの意味が載っているはずです。

 

②「言い換え」に注意しよう!

 

例えば、私「のえる」はこのブログを読んでくださっている皆さんにとっては「先輩」ですが、私の親にとっては「子ども」ですし、通っている大学にとっては「学生」ですし、もっといえば、バイト先にとっては「従業員」となるわけです。

何が言いたいか。古文・漢文では(特に漢文で顕著)、役職名や姓など、同じ人物を違う名称で呼ぶことが多いということです。

 

私は混乱を避けるため、同じ人物には同じ記号(例えばAさん、Bさん…)をマークしていました。すなわち『枕草子』が素材文なら、「中宮」も「定子」もAさん、といった感じです。

記号を割り振るにあたって、背景知識はもちろんのこと、リード文や注釈中の「なお、○○とは△△時代の役人で、氏は◆◆、姓は□□である。」などといった文も参考にしていました。

 

人物名を記号化することで、「AさんがBさんに何をした」というように、文章をすっきりとシンプルに変換することができます。

 

いかがだったでしょうか。

知識不足が原因となる失点をなくして、模試や入試で実力を十二分に発揮できるようになりましょうね★!


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